アメリカンフットボールをプレーする上で、最も重要な防具であるヘルメット。
いざ購入しようと思っても、
- どの商品を選べばいいのか分からない
- サイズはどうやって決めればいいの?
と分からないことばかり。
この記事では、そんな悩みを解決するために、初心者向けヘルメットの選び方を解説します。
ヘルメットメーカー
代表的なヘルメットメーカーは「RIDDELL(リデル)」と「SCHUTT(シャット)」。他にも「XENITH(ゼニス)」「VICIS(バイシス)」など、最近は新興メーカーも次々参入していますが、まだ2大メーカーの存在を脅かす勢力にはなっていません。初心者の方は「RIDDELL」か「SCHUTT」から選べば間違いないでしょう。
RIDDELL(リデル)
1927年創業、老舗のスポーツ用品メーカー。特に、アメリカンフットボールの防具メーカーとして広く世界に知られています。「VSR4」「REVOLUTION」「REVOLUTION SPEED」「SPEED FLEX」など、数多くの名作ヘルメットを販売。現在、NFLやNCAAにおいて、No.1のシェアを誇っています。
SCHUTT(シャット)
1918年創業。買収などで社名が代わっていますが、こちらも老舗のスポーツ用品メーカーです。もともとは、バスケットボール用具の販売からスタートした企業ですが、アメリカンフットボール用品に加え、野球用品も有名。代表的なヘルメットは「PRO AIR II」「DNA」「ION4D」「AIR XP」「VENGEANCE PRO」「F7」など。
”初心者向き”と”中級者・上級者向き”の違い
「RIDDELL」「SCHUTT」の中にも、さまざまなモデルがラインナップされています。2023年時点の代表的なモデルを分類すると下記のようになります。
初心者向き(スタンダードモデル)
- リデル スピードクラシックアイコン
- シャット ベンジェンスプロ LTD
防具の安全基準を満たしながら、安価な価格で購入できるスタンダードモデル。パーツの入手も簡単なので、購入後のメンテナンスも安心です。最初に購入するヘルメットとしておすすめ。
中級者・上級者向き(ハイエンドモデル)
- リデル スピードフレックス
- シャット F7
NFLやNCAAのトッププレイヤーが使用する最新モデル。性能はもちろん最高ですが、価格がどうしても高価になりがちです。また、発売開始当初は、マイナーチェンジが多く、購入時期によってパーツが異なるため、アメリカから取り寄せが必要。手間がかかるので、慣れていない人は、2個目のヘルメットとして購入するのがおすすめです。
サイズの選び方
ヘルメットのサイズは、洋服などと同じく、S・M・L・XL などのサイズで表記されます。これらのサイズは「頭囲」を基準として設定されていますが、あくまでも目安に過ぎません。
頭囲が該当するヘルメットを被ったあとに、ジョーパッドやその他のパッドの調整、チンストラップの調整を行って、サイズが決定します。
- 頭囲を計測する
- 該当するサイズを被る
- パッドを調整する
- チンストラップを調整する
- サイズ決定
カラーの選び方
アメリカンフットボールのヘルメットはチームでカラーが統一されていないといけません。メーカーの標準カラーでOKなチームもあれば、カラーにこだわって、購入後、自分で塗装するチームもあります。まずは、所属する予定のチームに確認しましょう。
購入方法
ヘルメット購入において、フィッティングが最も重要な要素です。頭囲だけでは判断できない調整をしてもらうなら、やはり実店舗で購入するのが一番おすすめですね。特に最初のヘルメットとなれば、フィット感も自分では判断できないので、やはり店員さんに相談しながら購入するのが一番安心です。
近くにショップがない人も多いと思いますが、自分の安全を守る一番重要な用具なので、遠出してでも実店舗を訪問しましょう。ちなみに、チームによってはアメフトショップによる訪問販売もあるようなので、それを利用する方法もありますよ。
まとめ
ヘルメットの選び方をまとめると、こんな感じですね。
- アメフトショップに実際に行って、
- リデル or シャットの初心者向き「スタンダードモデル」を選び、
- 店員さんにサイズを調整してもらう
何よりもフィッティングが一番重要! プロショップの店員さんに相談して、自分にピッタリのサイズを選んでもらいましょう!
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