【高校アメフト】年間スケジュールとボウルゲームを解説

高校アメフトアメフト基礎知識

この記事は、高校でアメフト部に所属している選手の「家族」や「友人」に向けたものです。

  • 高校アメフトには、どんな大会があるの?
  • 高校アメフトには、どんな試合があるの?
  • 高校アメフトの選手はどんな1年を過ごすの?

ネットを調べても意外とその答えは見つかりません。

全体像をイメージできないまま、何となく応援している方も多いのではないでしょうか?

そんな家族や友人の疑問を解決するために『高校アメフトの年間スケジュールとボウルゲーム』を解説します。

高校アメフトの1年の流れ

年間スケジュール

まずは1年の流れを見てみましょう。

4月
5月春季大会(各地区の予選)春シーズン
6月関西大会・関東大会春シーズン
7月プリンスボウル(関西高校オールスターゲーム)
8月
9月秋季大会(各地区の予選)秋シーズン
10月全国大会(関西大会・関東大会)秋シーズン
11月全国大会(関西大会・関東大会)秋シーズン
12月全国大会 『クリスマスボウル』秋シーズン
スティックボウル(関東高校オールスターゲーム)
1月ニューイヤーボウル(東西対抗オールスターゲーム)
新人戦新人戦シーズン
2月新人戦新人戦シーズン
3月

高校アメフトのシーズンは、大きく3つに分けることができます。

  1. 春シーズン・・・・地区予選「春季大会」 ⇒ 「関西大会」または「関東大会」
  2. 秋シーズン・・・・地区予選「秋季大会」 ⇒ 「全国大会」 ⇒ 「クリスマスボウル」
  3. 新人戦シーズン・・各地区で開催「新人戦大会」

春シーズン(5月~6月)

春シーズンは、その年の実力を図る秋シーズンの前哨戦。「関西大会」「関東大会」のみの開催で、それぞれのトーナメント戦で優勝チームを決めて終了。夏合宿を経て、本番の「全国大会」に臨みます。

秋シーズン(9月~12月)

一番盛り上がりを見せる秋シーズン。高校生日本一を決める「クリスマスボウル」を目指して、全国の高校生が「全国大会」を戦います。負けたら引退のトーナメント戦は様々なドラマを生み、見どころ満載です。

新人戦シーズン(1月~2月)

「新人戦大会」は、3年生引退後の、1年生・2年生中心の新チームで戦う最初の公式戦。初めて試合に出場する選手も多く、勝敗より、経験を積む大会です。

オールスターゲーム(シーズンの合間)

3つのシーズンの合間にオールスターゲームが行われます。大会で常に上位チームになるような強豪チームでなくても選出される可能性があるため、選手たちにとっては大きな楽しみです。勝敗は関係ありませんが、多くの大学スカウトがリクルートに来る機会なので、プレーにも気合が入ります。

高校アメフトの「ボウルゲーム」

ボウルゲームとは、優勝決定戦や交流戦、オールスターなど、普段のリーグ戦とは違う「特別な試合」を表す言葉で、場所や対戦などにちなんだ、オリジナルの名前が付けられます。もちろん、高校アメフトにも幾つかの「ボウルゲーム」があるので、それらをご紹介します。

「クリスマスボウル」 高校アメフト日本一決定戦

全国高校アメリカンフットボール選手権大会の決勝戦の名称。クリスマスの前後で開催されることから「クリスマスボウル」の名前がつけられました。秋の関西大会・関東大会の優勝チームが対戦し、偶数年は関西、奇数年は関東で交互に開催。全国の高校生フットボーラーが目指す頂点の試合です。

【解説】高校アメフト日本一決定戦「クリスマスボウル」
この記事では、意外と知らない「クリスマスボウル出場までの道のり」や「優勝経験チーム」「過去の対戦成績」を解説しています。対戦の裏側にあるストーリーや歴史を理解して、クリスマスボウルをより一層楽しみましょう!

「プリンスボウル」 関西高校オールスターゲーム

6月下旬に開催される関西高校連盟のオールスターゲーム。大阪府選抜・兵庫県選抜・京都府選抜・滋賀県選抜、の4チームに分かれて対戦します。(チーム数の少ない東海地区と広島地区はいずれかのチームに参加)。“王子”スタジアムで行われることから「プリンスボウル」と名付けられました。

「スティックボウル」 関東高校オールスターゲーム

12月末に開催される関東高校連盟のオールスターゲーム。東京選抜A・東京選抜B・神奈川選抜・埼玉/茨城/千葉/新潟選抜、の4チームに分かれて対戦します。各都道府県の頭文字から「STICK BOWL」と名付けられました。(埼玉(S)・東京(T)・茨城(I)・千葉(C)・神奈川(K))

「ニューイヤーボウル」 東西対抗オールスターゲーム

1月上旬に開催される、関西選抜と関東選抜オールスターゲーム。関西、関東がそれぞれ3チームに分かれて東西対抗を行います。高校2年生のみが対象で、奇数年は関西、偶数年は関東で交互に開催されます。年明け早々の試合であることから「ニューイヤーボウル」と名付けられました。

  • 関西:「大阪府」「兵庫県・広島県」「京都府・滋賀県・東海地区」
  • 関東:「東京都」「埼玉県・茨城県・千葉県・新潟県」「神奈川県・静岡県」

高校アメフトならではの楽しみ方

高校アメフトの全体像はイメージ出来たのではないでしょうか。地区によって多少の日程の差はありますが、大体がこのような1年を過ごします。

高校生チームの場合、3年生の卒業によって全く違うチームに生まれ変わることも多く、一人のスター選手の登場で、前年低迷していたチームが大躍進することも少なくありません。そんな将来のスターの卵を探す楽しみ方も面白いでしょう。

また高校時代は成長速度が早く、伸びしろも大きい時期です。勝敗だけでなく、1年を通したチームや選手の成長を見守ることも、高校アメフトの楽しみ方の一つです。

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